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健康診断と生理が重なった!受けられる検査・受けられない検査とは?

健康診断と生理が重なった!受けられる検査・受けられない検査とは?
ふくラボ編集部

健康診断の予定日が近づいてきたときに生理が重なりそうで、受診できるのか不安に感じている方は少なくありません。

生理中でも健康診断自体は受診可能ですが、尿検査や婦人科検診など一部の検査項目は正確な結果が得られないため、延期や後日対応が必要になります。

事前に検査項目を確認し、適切な対処法を知っておくことで、スムーズに健康診断を受けられます。

この記事で分かること
  • 生理中でも健康診断を受診できるか、どの検査項目に注意が必要かが分かります
  • 尿検査や婦人科検診など受けられない検査と、血液検査など問題ない検査の違いが理解できます
  • 生理と重なった場合の日程変更や後日対応など、具体的な対処法が分かります
  • 受診前に確認すべきことや持参すると安心な持ち物が把握できます

生理中でも健康診断は受けられる?

生理中でも健康診断は受けられる?

基本的には受診可能だが検査項目に注意が必要

生理中であっても、健康診断自体を受けることは可能です。

ただし、経血が混入することで正確な検査結果が得られない項目があるため、すべての検査を予定通り実施できるわけではありません。

特に注意が必要なのは、尿検査と婦人科検診です。

これらの検査は経血の影響を受けやすく、潜血反応や尿蛋白で異常値が出たり、子宮頸がん検診での細胞採取が困難になったりします。

検査の種類 生理中の受診 理由
血液検査・採血 問題なし 生理による影響を受けない
胸部レントゲン 問題なし 放射線量が少なく影響なし
尿検査 避けるべき 経血混入で正確な結果が得られない
婦人科検診 延期推奨 出血により細胞採取が困難
便検査 避けるべき 経血混入で潜血反応が陽性になる

一方で、血液検査や心電図、胸部レントゲンなどは生理の影響を受けないため、通常通り受診できます。

月経による体調変化が検査結果に影響を与える心配もほとんどありません。

事前に申告すべきタイミング

生理と健康診断が重なることが分かった時点で、できるだけ早く医療機関や健診機関に連絡することが重要です。

予約時や受診日の数日前に申告すれば、日程調整や検査項目の変更がスムーズに行えます。

申告すべきタイミングは以下の通りです。

  • 予約時点で生理周期から重なる可能性が高い場合は、その旨を伝える
  • 受診日の3〜5日前に生理が始まった場合は、すぐに連絡する
  • 当日朝に生理が始まった場合でも、受付時に必ず申告する

特に企業の定期健康診断など日程変更が難しいケースでは、尿検査を後日提出する方法や、一部検査を省略して再検査扱いにする対応が取られることもあります。

自己判断で黙って受診すると、再検査が必要になり二度手間になる可能性があるため注意しましょう。

受けられる検査・受けられない検査

受けられる検査・受けられない検査

尿検査は避けた方が良い

尿検査は生理中に最も避けるべき検査項目です。

経血が尿に混入すると、尿潜血や尿蛋白の項目で異常値が検出されてしまいます。

尿検査で経血が混入した場合、以下のような問題が発生します。

  • 尿潜血反応が陽性になり、腎臓や膀胱の疾患が疑われる
  • 尿蛋白が検出され、腎機能障害の可能性を示す結果になる
  • 再検査が必要になり、後日改めて検尿を提出しなければならない
  • 検査結果の判定に時間がかかり、健康診断全体の完了が遅れる

生理終了後、できれば生理が完全に終わってから2〜3日経過した時点で検尿を行うのが最も正確な結果が得られます。

多くの健診機関では、尿検査のみ後日提出を認めているため、受診前に確認しておくとよいでしょう。

婦人科検診(子宮がん検診)も延期が必要

子宮頸がん検診や子宮体がん検診などの婦人科検診は、生理中の実施が困難です。

出血により子宮頸部からの細胞採取が適切に行えず、診断精度が大きく低下してしまいます。

婦人科検診を生理中に受けるべきでない理由は明確です。

経血が検査の妨げになるだけでなく、検査自体が不快感を伴い、正確な診断ができません。

一般的には生理終了後から次の排卵期までの期間が検診に適したタイミングとされています。

婦人科検診の種類 推奨される受診時期
子宮頸がん検診 生理終了後3日目〜次の生理開始前
子宮体がん検診 生理終了後3日目〜次の生理開始前
乳がん検診(マンモグラフィ) 生理終了後1週間程度(乳房の張りが少ない時期)

乳がん検診のマンモグラフィについては、生理中でも実施可能ですが、生理前や生理中は乳房の張りや痛みを感じやすい時期です。

より快適に検査を受けるためには、生理終了後1週間程度の時期が適しています。

血液検査・レントゲン・心電図は問題ない

生理中であっても、血液検査、胸部レントゲン、心電図などの検査は通常通り受診できます。

これらの検査は経血の影響を受けないため、検査結果の正確性に問題はありません。

問題なく受けられる主な検査項目は以下の通りです。

  • 血液検査(採血):生理による血液成分の変化はほとんどない
  • 胸部レントゲン:放射線量が微量で、妊娠していなければ問題なし
  • 心電図:月経周期による心電図への影響はない
  • 身体測定(身長・体重・腹囲):生理による大きな変動はない
  • 血圧測定:多少の変動はあるが検査自体は可能
  • 視力・聴力検査:生理の影響を受けない

ただし、生理痛がひどい場合や体調不良を感じている場合は、検査自体は可能でも無理をせず、体調を優先して日程変更を検討することをおすすめします。

特に血圧測定では、生理痛によるストレスで普段より高めの値が出る可能性があります。

生理と重なったときの対処法は?

生理と重なったときの対処法は?

日程変更を依頼できるケースと断られるケース

生理と健康診断が重なった場合、日程変更が可能かどうかは健診の種類や実施機関によって異なります。

個人で申し込んだ健康診断は比較的柔軟に対応してもらえますが、企業の集団健診では変更が難しいケースもあります。

健診の種類 日程変更の可否 対応方法
個人で申し込んだ健診 変更しやすい 健診機関に連絡して別日を予約
企業の定期健診(個別受診) 変更可能 指定期間内で別日を選択
企業の集団健診(巡回健診) 変更困難 尿検査・婦人科検診のみ後日対応
自治体の特定健診 変更しやすい 実施医療機関に連絡して日程調整

企業の集団健診で日程変更が難しい場合でも、諦める必要はありません。

多くの場合、以下のような対応が可能です。

  • 尿検査のみ後日提出する方法を取る
  • 婦人科検診だけ別日に個別受診する
  • その他の検査項目は予定通り受診し、一部のみ後日対応にする

日程変更を依頼する際は、できるだけ早めに連絡することが重要です。

受診日の3日前までに連絡すれば、多くの健診機関で柔軟に対応してもらえます。

尿検査を後日提出する方法

生理中に健康診断を受ける場合、尿検査のみ後日提出する方法が最も一般的な対処法です。

多くの健診機関がこの方法に対応しており、手続きも比較的簡単です。

尿検査を後日提出する際の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 健康診断当日、受付で生理中であることを申告する
  2. 尿検査用の容器とラベル、提出方法の説明書を受け取る
  3. 生理終了後2〜3日経過してから、自宅で採尿する
  4. 指定された期限内に健診機関へ持参または郵送する
  5. 尿検査の結果が出た後、健康診断全体の結果が通知される

後日提出の際の注意点として、採尿は朝一番の尿(起床後最初の排尿)を使用するのが原則です。

また、容器は清潔に保ち、採尿後はできるだけ早く提出することが求められます。

提出期限は健診機関によって異なりますが、一般的には健康診断受診日から1〜2週間以内とされています。

期限を過ぎると再検査扱いになる可能性があるため、生理終了後すぐに採尿して提出するようスケジュールを立てておきましょう。

当日までにできる準備と確認事項

当日までにできる準備と確認事項

受診前に医療機関へ確認すべきこと

生理と健康診断が重なる可能性がある場合、事前に医療機関や健診機関に確認しておくべき事項がいくつかあります。

確認を怠ると当日慌てることになるため、余裕を持って連絡しましょう。

受診前に確認すべき主な項目は以下の通りです。

  • 日程変更が可能かどうか、変更する場合の手続き方法
  • 尿検査を後日提出できるか、その場合の提出期限と方法
  • 婦人科検診が含まれている場合、別日受診が可能か
  • 生理中でも受診する場合、当日持参すべきものはあるか
  • 検査結果の通知時期に影響があるか

特に企業の定期健康診断の場合、健診機関だけでなく会社の担当部署にも状況を伝えておくとスムーズです。

後日対応が必要な検査がある場合、会社側での手続きが必要になることもあります。

確認事項 連絡先 確認のタイミング
日程変更の可否 健診機関 生理開始が分かった時点ですぐ
尿検査の後日提出 健診機関 受診日の前日まで
会社への報告 会社の健康管理担当 受診日の数日前

持参すると安心な持ち物リスト

生理中に健康診断を受ける場合、通常の持ち物に加えて、いくつか持参しておくと安心なものがあります。

特に検査着に着替える際や、長時間の待機が必要な場合に役立ちます。

生理中の健康診断で持参すると安心な持ち物は以下の通りです。

  • 生理用品(ナプキン)の予備:検査着への着替え時に交換できるよう多めに持参
  • ビニール袋:使用済みの生理用品を入れるため
  • ウェットティッシュ:清潔を保つため
  • 鎮痛剤:生理痛がある場合、受診前に服用できるよう準備
  • カイロ:腹部を温めることで痛みを和らげられる
  • 着替えの下着:万が一に備えて予備を持参

また、検査着に着替える際は、生理用品が目立たないタイプのものを選ぶと、検査中も気にせず過ごせます。

羽根つきナプキンは検査着を汚す心配が少なく、安心して検査を受けられるためおすすめです。

生理痛がひどい場合は、事前に鎮痛剤を服用しておくことも検討しましょう。

ただし、血液検査の結果に影響を与える可能性がある薬剤もあるため、服用している薬がある場合は受付時に申告することをおすすめします。

まとめ

まとめ

健康診断と生理が重なった場合、基本的には受診可能ですが、尿検査や婦人科検診は経血の影響で正確な結果が得られないため避けるべきです。

一方で血液検査やレントゲンは問題なく受けられます。

生理と重なることが分かった時点で早めに医療機関に連絡し、日程変更や尿検査の後日提出など適切な対応を相談しましょう。

事前準備をしっかり行うことで、スムーズに健康診断を受けることができます。

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