健康診断前の空腹が耐えられない…限界前に試したい対策5つ
健康診断の前日から続く絶食時間、お腹が空いて我慢できないという経験は誰にでもあるものです。
特に採血や血液検査を控えた空腹時間は10時間以上に及ぶこともあり、空腹感に耐えられず辛い思いをする方が少なくありません。
しかし、検査結果に影響を与えずに空腹感を和らげる方法はいくつか存在します。
この記事では、健康診断前の空腹対策と、前日の食事で気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
健康診断の空腹、みんな同じように辛い思いをしています!

健康診断前の空腹は、多くの人が経験する共通の悩みです。
特に人間ドックや採血を伴う検査では、長時間の絶食が求められるため、空腹感に耐えられないと感じる方が多くいます。
なぜこれほど厳しい空腹状態が必要なのか、その理由を理解することで、心構えも変わってきます。
そもそもなぜ健康診断は空腹状態で受けないといけないの?
健康診断で空腹状態が求められる最大の理由は、血液検査の正確性を保つためです。
食事を摂ると、血糖値や中性脂肪の数値が一時的に上昇し、正確な検査結果が得られなくなります。
特に以下の項目は、食事の影響を大きく受けます。
| 検査項目 | 食事の影響 |
|---|---|
| 血糖値 | 食後30分~2時間で急上昇し、糖尿病の判定に影響する |
| 中性脂肪 | 脂肪分の多い食事で数値が大幅に上昇する |
| インシュリン | 糖分摂取により分泌が促進され、基準値の判定が困難になる |
| 消化器系の検査 | 胃や十二指腸、小腸の観察が食物により妨げられる |
空腹時採血により、これらの数値を正常な状態で測定でき、高血圧や心臓病、糖尿病などのリスクを正確に評価できます。
必要な空腹時間は「10時間以上」が基本
医療機関が推奨する絶食時間は、一般的に10時間以上、できれば12時間程度とされています。これは、夕食後から翌朝の検査までの時間を指します。
例えば、午前9時に採血がある場合、前日の夜9時までに夕食を終える必要があります。
検査が午後の場合でも、朝食を抜いて受診するのが基本です。
ただし、水分摂取については制限が異なります。検査前でも水やお茶などの糖分を含まない飲料は、適量であれば摂取可能な場合が多いです。医療機関の指示に従いましょう。
空腹に耐えられない時に試したい対策5つ

検査結果に影響を与えずに空腹感を和らげる方法をご紹介します。
血液検査や採血の正確性を損なわない範囲で実践できるものなので、どうしても耐えられない時はぜひ試してみてください!
【対策1】温かい飲み物をゆっくり飲む
白湯や無糖のお茶など、温かい飲み物をゆっくり飲むことで、胃が温まり空腹感が和らぎます。温かい飲料は胃を満たす感覚があり、冷たい水よりも満足度が高いのが特徴です。
基本的には白湯にしましょう。
| 飲んでよいもの | 避けるべきもの |
|---|---|
| 白湯 | ジュース類(糖分含有) |
| 牛乳、豆乳(脂肪分・糖分含有) | |
| スポーツドリンク(糖分含有) |
検査直前に大量の水分を摂取すると、採血時の血液が薄まる可能性があるため、飲み過ぎは避けるようにしましょう。コップ1~2杯程度が目安になります。
【対策2】歯磨きorマウスウォッシュで口の中をリセット
歯磨きやマウスウォッシュで口の中をさっぱりさせると、気分転換になり空腹感が一時的に和らぎます。
ミント系の歯磨き粉やマウスウォッシュは、清涼感により食欲を抑える効果が期待できます。
この方法は検査結果に影響を与えないため、検査直前でも実践可能です。
歯磨き粉やマウスウォッシュを飲み込んでしまわないように気を付けてくださいね。
【対策3】食欲を抑えるツボ(労宮)を押す
東洋医学では、特定のツボを刺激することで食欲を抑えられるとされています。
中でも「労宮(ろうきゅう)」というツボは、空腹感を和らげる効果があると言われています。
労宮の位置と押し方は以下の通りです。
- 手のひらの中央、手を軽く握ったときに中指の先が当たる位置
- 反対の手の親指で、3~5秒かけてゆっくり押す
- これを5~10回繰り返す
- 両手とも行う
待ち時間や移動中など、いつでもどこでも実践できる手軽な方法です。
効果には個人差がありますが、気を紛らわせる効果も期待できます。
【対策4】ナンプレ・パズルなどのスマホゲームで気をそらす
空腹感は、意識を別のことに向けることで軽減できます。
ナンプレやパズル、クロスワードなど、頭を使うゲームに集中すると、空腹を忘れやすくなります。
おすすめの気晴らし方法を挙げます。
- スマホのパズルゲームアプリ(ナンプレ、クロスワード、間違い探しなど)
- 読書や動画視聴(ただし食べ物系コンテンツは避ける)
- 音楽を聴く、ポッドキャストを聴く
- 軽いストレッチや深呼吸
待合室で過ごす時間を有効活用し、空腹から意識をそらしましょう。
ただし、検査の呼び出しを聞き逃さないよう注意が必要です。
【対策5】検査の予約は午前中の早い時間帯を狙う
最も効果的な対策は、そもそも空腹時間を短くすることです。
検査の予約を午前中の早い時間帯にすることで、絶食時間を最小限に抑えられます。
例えば、午前8時や9時の予約であれば、前日の夜9時に夕食を終えても10~12時間程度の絶食で済みます。
午後の予約になると、空腹時間が15時間以上に及ぶこともあります。
予約時には、できるだけ早い時間帯を希望することをおすすめします。
人間ドックや妊婦健診など、予約制の検査であれば調整しやすいでしょう。
前日の食事で空腹感は変わる?

実は、健康診断前日の食事内容によって、翌日の空腹感の強さが変わります。
消化に時間がかかる食材や、血糖値を安定させる食事を選ぶことで、空腹に耐えられない状況を避けやすくなります。
前日夜の食事メニュー例と時間帯
前日の夕食は、検査の10~12時間前までに済ませるのが基本です。
午前9時に検査がある場合、前日の夜9時までに食事を終えましょう。
おすすめの食事メニューは、消化がよく、腹持ちのよいものです。
| おすすめ食材 | 理由 |
|---|---|
| 白米、うどん、そば | 消化がよく、エネルギーが持続する |
| 豆腐、白身魚 | 低脂肪で良質なたんぱく質を含む |
| 野菜(煮物、おひたし) | 食物繊維が豊富で満腹感が持続する |
| 味噌汁、スープ | 水分と塩分を適度に補給できる |
具体的なメニュー例としては、「白米、焼き魚、野菜の煮物、味噌汁」や「うどん、豆腐、おひたし」などがよいでしょう。
腹八分目を心がけ、食べ過ぎないことも大切です。
避けるべき食材チェックリスト
前日の夕食後から検査までの間、以下の食材検査結果に影響を与えたり、消化に時間がかかるため避けましょう。
- 脂肪分の多い食事(揚げ物、脂身の多い肉、バター、生クリームなど)
- 糖分の多い食品(ケーキ、チョコレート、清涼飲料水など)
- アルコール類(ビール、日本酒、ワインなど全般)
- 刺激物(辛い料理、香辛料の強い食事)
- 消化に時間のかかるもの(キノコ類、海藻類の大量摂取)
特に脂肪分と糖分は、中性脂肪や血糖値に直接影響するため注意が必要です。
また、アルコールは肝機能の検査値に影響を与えるため、検査前日はなるべく控えることをおすすめします。
それでも我慢できない時は…医療機関に確認を
どうしても空腹に耐えられない場合や、体調に異変を感じた場合は、無理をせず医療機関に相談することが大切です。
低血糖症状が出たら無理は禁物
空腹時間が長引くと、低血糖症状が現れることがあります。
以下のような症状が出た場合は、すぐに医療機関のスタッフに伝えましょう。
- 冷や汗が出る、手足が震える
- 動悸がする、めまいや立ちくらみがする
- 強い脱力感、意識がぼんやりする
- 頭痛、吐き気がする
特に糖尿病で服薬中の方やインシュリン注射を使用している方、妊婦健診を受ける妊娠中の方は、低血糖のリスクが高いため注意が必要です。
事前に医師に相談し、対応を確認しておきましょう。
「飴やガム」は検査結果に影響するためNG
空腹に耐えられないからといって、飴やガムを口にするのは避けてください。
これらには糖分が含まれており、血糖値や中性脂肪の数値に影響を与えます。
「少しくらいなら大丈夫」と思いがちですが、わずかな糖分でも検査結果が変動し、正確な診断ができなくなる可能性があります。
シュガーレスのガムであっても、人工甘味料が血糖値に影響する場合があるため、控えるのが無難です。
どうしても辛い時は検査の延期や時間変更も検討を
体調不良や低血糖症状が出ている場合、無理に検査を受けるのは危険です。
医療機関に連絡し、検査の延期や時間変更を相談しましょう。
また、次回の検査に向けて、以下の対策を検討することをおすすめします。
- より早い時間帯の予約を取る
- 前日の食事内容を見直す
- 持病や服薬について医師に相談し、検査前の対応を確認する
- 圧迫止血が必要な採血後の注意事項も事前に確認しておく
健康診断は大切ですが、無理をして体調を崩しては本末転倒です。
自分の体と相談しながら、適切なタイミングで受診しましょう。
まとめ

健康診断前の空腹は辛いものですが、温かい飲み物やツボ押し、気を紛らわせる工夫などで和らげることができます。
前日の食事内容にも気を配り、脂肪分や糖分を控えた消化のよいメニューを選びましょう。
どうしても我慢できない時や低血糖症状が出た場合は、無理せず医療機関に相談することが大切です。
早めの時間帯に予約を取ることも、空腹時間を短縮する有効な対策になります。
