健康診断前のコーヒーは何時間前までOK?カフェオレやカフェインレスは?
健康診断の前日や当日、いつものコーヒーを我慢すべきか迷う方は多いでしょう。
実は、健康診断前のコーヒーは基本的にNGで、検査の10時間前から控える必要があります。
カフェインや砂糖、ミルクが検査結果に影響を与えるため、ブラックでもカフェインレスでも避けるべきです。
この記事では、コーヒーが検査に与える影響と、前日の飲み方のルールを詳しく解説します。
【結論】健康診断前のコーヒーは基本的にNG!10時間前から控えて

健康診断前のコーヒーは、検査の10時間前から控えるのが基本ルールです。
多くの医療機関では、前日の21時以降の飲食を制限しており、翌朝9時の検査であれば10時間の絶食時間を確保できます。
空腹時検査には影響が出る
血液検査の多くは空腹時の数値を測定するため、コーヒーを飲むと正確な検査結果が得られません。
特に血糖値や中性脂肪の測定では、空腹時の基準値と比較する必要があります。
コーヒーに含まれるカフェインは、体内でさまざまな生理反応を引き起こします。
血糖値を上昇させたり、血圧を一時的に高めたりするため、検査数値に影響を与える可能性があります。
検査項目によって基準が異なる場合も
一般的な血液検査では10時間前からの絶食が基本ですが、検査項目によっては異なる制限がかかる場合があります。
| 検査の種類 | コーヒーの制限 |
|---|---|
| 血液検査(血糖値・中性脂肪) | 10時間前から禁止 |
| 胃カメラ検査 | 8時間前から禁止 |
| バリウム検査 | 9時間前から禁止 |
| 尿検査のみ | 当日の水分補給は可能な場合も |
受診する医療機関や人間ドックの検査項目によって指示が異なるため、事前に送られてくる案内をよく確認しましょう。
なぜコーヒーがダメなの?検査結果への影響

コーヒーが健康診断でNGとされる理由は、含まれる成分が検査数値に直接影響を与えるためです。
カフェインだけでなく、砂糖やミルクも検査結果を変動させます。
カフェインは血糖値や血圧に影響
カフェインには交感神経を刺激する作用があり、血糖値を一時的に上昇させる効果があります。
肝臓に蓄えられたグリコーゲンが分解されて血液中に糖が放出されるため、空腹時血糖値の測定に影響が出ます。
また、カフェインは血圧を上昇させる作用もあります。
普段から血圧が高めの方や、糖尿病のリスクがある方は、特に注意が必要です。採血時の血圧測定で正常値より高い数値が出る可能性があります。
砂糖・ミルクは中性脂肪や血糖値の数値を変える
カフェオレや微糖コーヒーに含まれる砂糖は、血糖値を直接上昇させます。
ミルクに含まれる脂肪分は、中性脂肪の数値に影響を与えます。
- 砂糖:血糖値を急激に上昇させ、糖尿病の診断に影響
- ミルク:脂肪分が中性脂肪の測定値を高める
- 糖分・脂肪分:脂質異常症の判定に影響する可能性
たとえ少量でも、検査結果の精度を下げる原因になるため、当日は避けるべきです。
胃カメラ検査では誤嚥のリスクも
胃カメラ検査を受ける場合、コーヒーを飲むと胃の中に液体が残ります。
検査中に嘔吐反射が起きた際、胃の内容物が気管に入る誤嚥のリスクが高まります。
誤嚥は肺炎などの重大な合併症を引き起こす可能性があるため、胃カメラ検査前は特に厳格な絶食が求められます。
コーヒーの種類別NG・OK判定

「ブラックなら大丈夫では?」「カフェインレスならOK?」と考える方もいますが、健康診断前はすべてのコーヒーが基本的にNGです。
種類別に詳しく見ていきましょう。
ブラックコーヒー→NG
砂糖やミルクを入れていないブラックコーヒーでも、カフェインが含まれているため避けるべきです。
カフェインは血糖値や血圧に影響を与えるほか、利尿作用によって採血時の脱水状態を招く可能性があります。
「ブラックならカロリーゼロだから問題ない」と思われがちですが、検査で測定するのはカロリーだけではありません。
カフェインによる生理的な影響が検査結果を変動させます。
カフェオレ・カフェラテ→NG
カフェオレやカフェラテは、カフェインに加えて砂糖とミルクが含まれるため、最も避けるべき飲み物です。
| 成分 | 検査への影響 |
|---|---|
| カフェイン | 血糖値・血圧の上昇 |
| 砂糖(糖分) | 血糖値の急上昇 |
| ミルク(脂肪分) | 中性脂肪の数値上昇 |
これらの成分が複合的に作用するため、検査結果に大きな影響を与えます。
缶コーヒー・微糖→NG
缶コーヒーや微糖タイプも同様にNGです。
「微糖だから少しなら大丈夫」と考えるのは危険です。
微糖でも糖分は含まれており、血糖値の測定に影響します。
また、缶コーヒーには乳化剤や香料などの添加物が含まれている場合があり、これらも検査項目によっては影響を与える可能性があります。
カフェインレスコーヒー→基本的にNG
カフェインレスコーヒー(デカフェ)であっても、健康診断前は控えるべきです。
完全にカフェインがゼロではなく、微量のカフェインが残っている製品がほとんどです。
また、カフェインレスでも胃カメラ検査前には誤嚥のリスクがあります。
水以外の飲み物は胃に残りやすいため、検査の安全性を考慮して避けましょう。
前日のコーヒーはいつまでならセーフ?

健康診断前日のコーヒーは、時間帯を守れば問題ありません。適切なタイミングを知って、無理なく準備しましょう。
前日の夜(21時頃)までなら問題なし
前日の21時頃までであれば、コーヒーを飲んでも問題ありません。
翌朝9時に検査を受ける場合、12時間の絶食時間が確保できるためです。
ただし、医療機関から指定された時間がある場合は、その指示に従いましょう。
午前中の早い時間に検査がある場合は、前日の20時頃までに済ませるとより安心です。
- 検査が午前9時の場合:前日21時までに飲食を済ませる
- 検査が午前8時の場合:前日20時までに済ませる
- 午後の検査の場合:当日の朝食を軽めにし、検査の5時間前までに済ませる場合も
午後に検査がある場合でも、事前の案内で絶食の指示があれば必ず従いましょう。
検査終了後はすぐに飲んでOK
採血や検査がすべて終了すれば、すぐにコーヒーを飲んで問題ありません。
長時間の絶食後は血糖値が下がっているため、軽食と一緒に摂取するのがおすすめです。
ただし、胃カメラやバリウム検査を受けた場合は、検査後の注意事項を確認してください。
胃カメラでは麻酔が切れるまで1時間程度、バリウム検査では水分を多めに摂取する必要があります。
健康診断当日に飲んで良いもの・ダメなもの

当日の水分補給は重要ですが、何を飲んでも良いわけではありません。飲んでも良いものと避けるべきものを明確に区別しましょう。
飲んでもOKなもの
健康診断当日に飲んでも問題ないのは、基本的に水だけです。ただし、お茶については条件付きでOKの場合もあります。
水
常温の水または白湯は、当日でも飲んで問題ありません。
むしろ適度な水分補給は、採血をスムーズにするために推奨されています。
脱水状態だと血管が細くなり、採血しにくくなる場合があります。
検査の1〜2時間前までにコップ1杯程度の水を飲んでおくと良いでしょう。
お茶(カフェインには注意)
お茶については、医療機関によって判断が分かれます。
麦茶やルイボスティーなどノンカフェインのお茶であれば、許可される場合もあります。
| お茶の種類 | カフェイン | 判定 |
|---|---|---|
| 麦茶 | なし | △(事前確認推奨) |
| ルイボスティー | なし | △(事前確認推奨) |
| 緑茶 | あり | × |
| 紅茶 | あり | × |
緑茶や紅茶はカフェインを含むため避けましょう。
事前の案内で「水のみ可」と指定されている場合は、お茶も控えてください。
飲んだらNGなもの
コーヒー以外にも、健康診断当日に避けるべき飲み物があります。
糖分や電解質を含む飲料は、検査結果に影響を与えます。
スポーツドリンク
スポーツドリンクには糖分と電解質が含まれており、血糖値や電解質バランスの測定に影響します。
「水分補給のため」と考えて飲むのは避けましょう。
熱中症対策が必要な夏場でも、健康診断当日は水で水分補給を行ってください。
ジュース類
果汁100%のジュースや野菜ジュースも、糖分が含まれているため当日は避けるべきです。
「健康的だから大丈夫」と思われがちですが、血糖値の測定には影響します。
- オレンジジュース:糖分が多く、血糖値に影響
- 野菜ジュース:糖分と固形成分が含まれる
- 炭酸飲料:糖分が多く、胃に残りやすい
これらは検査終了後の楽しみに取っておきましょう。
まとめ

健康診断前のコーヒーは、検査の10時間前から控えるのが基本です。
カフェインや砂糖、ミルクが血糖値や中性脂肪の数値に影響を与えるため、ブラックでもカフェインレスでも避けましょう。
前日の21時頃までなら問題なく飲めるので、当日の朝は我慢して正確な検査結果を得ることを優先してください。
当日は水で水分補給を行い、検査終了後に美味しいコーヒーを楽しみましょう。
